世の中「人手不足」と言われだしてから結構経つのですが、確かにここ数年、少なくとも自分の関わってきた仕事の周辺では実感していました。
最近になっていわゆる「氷河期世代」の支援などニュースになっていますが、正直「今更かよ」と思ってしまいます。
バブル崩壊のツケをこれからも払う事実
バブル経済の狂騒と崩壊については色々と分析されているので深くは触れませんが、崩壊後をリアルタイムで見たものとしては「官民そろってその場しのぎ」をしてきた30年間だったと思います。
日本にとって不幸だったのは、バブル崩壊のタイミングと第2次ベビーブーム世代の就職時期が重なったことで、結果「第3次ベビーブーム」は起きませんでした。
世の中も変わって、昔のように子供を作らなくなったことも理由としてはあるのでしょうが、それにしても影響は大きかったと思います。
私、ほんの数か月前まで採用する側の仕事(零細企業で)をしていたのですが、この「ロスジェネ」世代の人を何度も面接させてもらいました。
卒業時に就職が上手くいかず、とりあえず就ける仕事をやってきた・・・という「履歴書内容」が多かったイメージです。
そして会ってみると”自信がなさそう”な人が多かったです。
ただこれはロスジェネ世代の一部分のはなしであって、大きい企業の人たちの話を聞くと「あの就職難を勝ち残ってきた人たちは超優秀」だそうなので、けっしてダメな世代ではなく、優秀になれたであろう多くの人が経験を積む機会を奪われたというのが正解でしょう。
機会を奪われた多くの人たちはもう40代です。ホント官民総力を挙げて何とかしないと、バブルの真のツケを今後「税収の減少」と「社会保障費の増大」という形で払うことになってしまいます。
しかもツケを払うの国民ですからね。
私のようなおっさんが言うのも何ですが、人間何歳になってもやれますから、どうか皆さん頑張りましょう。
気楽な人生も良いものですよ
私のように王道から外れて生きてきた人間が言ってもどうかと思いますが、何もビジネスの第一線でバリバリ働くことだけが人生ではありません。
よく卒業後の同窓会などで”格差”を見せつけられる・・・といった話を聞きますが、確かに若い頃は自慢するものや、逆に自信を失うものや、気にはなるんでしょうね。
しかし人生に正解はありませんし、人と比較するようなものでもありません・・・と、思ってますが。
私も先ごろ、いい歳して無職を経験しましたが、ちょっと立ち止まると「小さなこと」に幸せを感じることができました。
なんか今の自分を肯定するために言っているようですが、どうか「こんな自分も悪くないな」と前向きに考え、けっして自分を卑下せず、自愛して生きましょう。
どんよりと曇った火曜日の朝、心もどんよりしそうですが、これからスイッチを入れて元気に過ごしていきます。
今日も良いことありますように。
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