ゴールデンウィークを目前にして知床半島で悲惨な遊覧船事故が起こってしまいましたが、色々と考えさせられることが多い事故です。情報が錯綜しているなかで「あの悪天候で出港するとは」とか「昨年の座礁事故でできた亀裂を修理していなかった」とか、後からは何とでも言えるわけです。
これらが本当であれば運航会社の責任は海よりも深いわけですが、そもそも許認可に緩さはなかったのでしょうか?熱海市での土石流災害でも行政のあり得ないような対応が明らかになっており、今回も昨年座礁事故を起こした有限会社知床遊覧船への北海道運輸局の指導が妥当だったのか問われるべきでしょう。
ネットは大騒ぎですが、恐らくこの運航会社はブラックだったと思われます。
しかし冷たい海の放りだされ、それから24時間以上経過しているうえ、いまだに最低気温がマイナスになる環境を考えると、生存者がいる望みは限りなくゼロに近いわけで、被害に会ってしまった方々には同情します。必死だったでしょう・・・海に投げ出された瞬間は。
願わくは、船長やブラック企業の責任を追及するだけではなく、そんな人命軽視なブラック企業が営業出来る問題を洗い出すとともに、妙な規制ばかり打ち出しがちな官僚を監視する政治家の仕事ぶりを期待しております。
明日から日常が始まるのですが、金曜日からゴールデンウィークなので気分は軽めです。
今は明日に備えて早寝を考えていますが、21時という微妙な時間なのでもう少し起きていようと思う葛藤が日曜日の醍醐味なのかもしれませんね・・・。
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