日曜日の朝を迎え、いつもどおりコーヒーを楽しみながら時間を過ごしています。いつもの日曜日と違い「明日も休み」という事実が心に余裕を与えてくれます。窓から外を眺めると爽やかな好天で、俄然やる気が出るというものです。
やる気が出たところで何かイベントがあるわけでもなく、いつもどおりクリーニング屋へ行き、そしてスーパーでお買い物をする以外の予定はありません。
「あぁどこかへ行きたい!」
基本的に家で過ごすことが好きな私ですが、なぜか家に居続けることが出来ないという習性があります。完全に独り身だったころもふとした瞬間「出かけねば!」とスイッチが入るのです。たいていの場合、出かけた先で幸せそうな家族やカップルを見ていると無性に寂しくなり、心の中で汚い言葉を呟きながら帰ってくるという、生産性皆無なお出掛けとなっていました。
今は妻がいるので出かけたとしても「ぼっちの寂しさ」は感じることはありません。有難いことです。
そんな小さな幸せを噛みしめながら時間ばかりが過ぎていく今です。
体を動かすわけでもなく、ぼんやり過ごしているだけなのに腹は減るものです。いま頭の中には「孤独のグルメ」で出てくる「腹が・・・減った」というワンシーンが、押し寄せる波のように何度も再生されています。
そうなると考える望みが「あぁ、どこかへ行きたい」から「あぁ、何か食べたい」へ変わり、欲望に負けたオッサンに成り下がるのです。ホントちっぽけな男なんです。
腹が減り過ぎるとあらゆるやる気が失せてしまうので、とりあえず北海道の味覚「焼きそば弁当」でも食べるとします。なんか独り身のような朝ですが、たまには「いとおかし」なのです。
さっ!お湯を沸かそう。
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