ふと初心に帰ると「こうじの徒然草」ってブログタイトルにした意味を思い出しながら、今は違う心境であることを感じました。
言うまでもなく「徒然草」は吉田兼好が書いた(と、されている)随筆で、鎌倉末期から室町初期に書かれたと言われております。
大体もって「徒然草」に心を引かれる所以は「その枯れた死生観と日常」の描写にこそあり、それに共鳴するときって自分も「打ちひしがれている時」なのです。
日本人的には大晦日に振り返るべきなのでしょうが、今この瞬間を考えると「この一年、頑張ったな」という思いと、「まだまだ怠けてるんじゃねーぞ!」という思いが深く交差します。
なぜ「今が違う」と感じたかと言うと、年の離れた妻もおり勝手に老け込んでいる場合ではないという現実があるからです。そう、独りなら勝手に衰弱死しても良いのです(いや迷惑ですね)が、今はそんな甘いことは言えません。
それでも時折”枯れた心境”になることはあり、脳内に「祇園物語の琵琶の音」を響かせながら、猛烈に負の心になったりします。
自分では感情をコントロールしているつもりなのですが、ついつい妻に怒りを向けることがあってしまい、都度都度反省しております。ホント申し訳ない。
何と言うか、人間なかなか成長しないもので今もムズムズが止まりません。
まっこと俗人的ですが、早く財を成し後顧の憂いを絶ち、吉田兼好の領域に達したいと思う今日この頃です。と言いながら今日も仕事頑張ります。
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