昨日の北海道は新たに15人のコロナ感染が確認されたのですが、案の定というかネットでは「これで緊急事態宣言の解除はけしからん!」との意見が散見されます。
防疫的な観点から言うと正しいことかもしれません。しかし今にも経済的死を迎えるかもしれない人々がいるなか、どこかで共存の方向へ舵を切らなければならないわけで、単純に批判できる問題では無いのではと思います。
昨今話題の「自粛警察」などもそうですが、どうも自分のことしか考えられず、人の苦しみや痛みに思いが至らない方が目につきます。
今日「宣言解除」になったとして世の中は変わるのかと言えば、そう簡単にはこのムードは変わりそうもありません。
これから長い時間をかけて経済的な復興を成し遂げなければなりません。しかし今回のコロナ過で産業構造が根底から覆された業界もあるわけで、そんな業界は新しいスタイルを模索しなければならず大変です。
例えばインバウンド頼みの業界は回復が容易ではありません。いずれ訪日する外国人の数は増えてくるでしょうが、それはかなり先のことになりそうです。
ホントにこれからが正念場です。「宣言解除はけしからん」と騒いでいる場合ではないのです。ところでこの先の施策を国は真剣に考えているのでしょうか?
ここまでの経緯を考えると、どうしても”不信感”が払拭できません。これからは歴史で習った「ニューディール政策」並みの大胆な財政出動は不可避だと思うのですが、またクソ財務省が抵抗しそうです。
この場面で”政治的リーダーシップ“を発揮できるかどうかで、後年の評価は決まってしまいますよ・・・安倍首相。
なかなか期待しずらいところですが、ここは期待しております。頼みますホント。
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