いつかはそうなると分かってはいたのですが、いざ現実になると結構なインパクトですよね。っていうか、厚労省の推計より2年早く90万人割れになるそうですが、そもそも厚労省の推計やデータが当たっていたことがあるのでしょうか?
年金で騒いでいたときも、出生予想や経済成長など、余りにも甘い推計で国民をバカにしていたじゃないですか。官庁の役人に国を憂うる国士はどれくらいいるのでしょうか?
しかし現実に少子化は歯止めが利かないわけで、かくなるうえは現役世代を含め、かなり痛みを受け入れなければ、今の子供たちに未来はありません。ただ急に覚悟を決められるかと言われれば、少しの猶予は欲しいのですが、早く手を打たないと取り返しがつかなくなります。
もしも出生数が85万人あたりで落ち着くとして、0歳~80歳あたりまで満遍なく分布すれば、日本の人口は6,800万人です。その時にはその人口に合わせた日本になるしかないのですが、問題はそこに至るまでゴッソリいるであろう「老人」をどうするかです。もちろん私もそこに含まれるわけですが・・・。
一つは想像しても苦しいのですが、働けるうちは働かせるしかないでしょうね。なんかここ数年「人生百年時代」などという嘘っぽい言葉が出ていますが、いくら百歳まで生きても、人様に迷惑をかけるような生き方じゃダメなわけです。とはいえ健康寿命がそれに比例して伸びているかと言えばそんなこともなく、政治家や役人はただ単に年金給付を先延ばしにしたいだけで、本当のビジョンが見えてきません。
こんなことで個人消費が伸びるわけもなく、なんか暗い気持ちになってしまいます。
そしてもう一つは言いにくいことですが、人はやはり天命に従い、それに逆らってまで長生きをしないことだと思います。いざ自分に突き付けられたとき、私は覚悟はできております。最後は清く散りたいと思ってるわけですが、まあ同調する人は少ないでしょうね。
ともかく現状を打破しようと思ったら、今の日本の政治システムでは「強力な政治家」の登場を待つより手段がないので、望み薄ですがそんな偉人の登場を心待ちにしております。
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