いま全国各地で「協会けんぽ」から各事業所へ通知がきていることと思います。その中身はといえば「保険料の値上げ」です。毎年のことですが、ほとんど報道もされず国民的議論にもならず、当然のように「値上げ」ってどうなんでしょう。
消費税の増税にしても、必ず「増大する社会保障費に対応するため」という大義名分を振りかざしますが、社会保障費を増やさない議論はほとんど聞かれません。生活保護や外国人の医療費の問題にしても同じです。
ホントに「ボーナス」が輝いていたあの頃
今から17~18年前までの賞与からは所得税以外は特別保険料と雇用保険料がちょっと引かれるだけで、今の賞与を考えると「賞与=ほぼ手取額」と言っても過言ではないものでした。
それが平成15年(2003年)4月から突如健康保険料と厚生年金保険料が大きく引かれるようになりました。まあ理由は「賞与を利用した保険料逃れ」対策ということですが、リーマンからすると「なんじゃこりゃー!」でした。
消費税などが増税されるときってマスコミを含めて大騒ぎするのに、保険料に関してはあまり議論されることなく、しれっと変わるのは何故なんでしょうかね。
普通の民間会社であれば、コストの増大を簡単に価格転嫁できず、いろいろな企業努力をするのですが、政府や官僚にはそんな考えはないようです。「支出が増えたので値上げしまーす」なんて、こんなこと許せません・・・ホントは。
医療や年金でのコスト削減は、そのまんま国民(特に高齢者)の痛みを伴う改革になるので、票をとりたい国会議員は言い出さないでしょう。なんといっても高齢者は多いですし、なおかつ選挙に行きますしね。
今、団塊の世代が高齢者最大のボリュームゾーンなわけですが、やがてその世代がいなくなった後、次のボリュームゾーンの「団塊ジュニア」が高齢者になるころには財政的に無理になって、その世代が切る捨てられるのだと予想しています。
私の世代も無傷ではいられません。
「団塊ジュニア世代」は国の無策のせいで「就職氷河期」に見舞われ、高齢者になったら「高齢地獄」という仕打ちを受けるのではないかと予想しています。
官僚には期待できません。やはり「国家百年の計」を語れる偉大な政治家の登場を待ちわびるしかないのだと、ちょっと期待薄なことしかないのでしょうね。
今日は木曜日で、普通であれば週末めがけて元気が出るのですが、どうも世の中が暗いせいか元気がでません。
それでも時間は過ぎていくので、重い体を動かし、朝の準備を始めるとします。あーあ・・・。
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